前回記事:名古屋越冬闘争4日目・前半 無料散髪と衣類配
http://www.janjannews.jp/archives/2110163.html
越冬闘争の4日目(12月31日)の後半の報告をします。
大晦日にあたるこの日は、いろいろな催し物あり、途中から積雪有りで、なかなか大変な一日となりました。

えぐれささしまさんは、この一年、新聞やTVなどでも、多数取材をされて、ご存知の方もいるかもしれませんが、ホームレスや野宿、社会問題などをテーマに、名古屋で弾き語りを続ける路上芸人の方です。
越冬や炊き出し、夏祭りなどでも、皆を和ませる存在として活躍するだけでなく、自らも名古屋駅裏や、相談者の溢れていた中村区役所の待合室などでも炊き出しを行っている人です。

「ボリさん」は、本名は野里さん。
笹島のことを扱ったTV番組などでは「国籍不明・自称沖縄人」などと紹介されることもある人ですが、実は、ボリビア沖縄移民2世の人です。
戦後、いろいろと複雑な事情を抱えた沖縄からは、移民として世界に旅立った人たちが多数いました。
ボリさんは、そのような中、沖縄からボリビアに移民した第一世代の移民の子供として、ボリビアの奥地にある「第一コロニアオキナワ」で生まれました。
ボリさんの村は沖縄の人ばかりで、学校でも沖縄のことを教えていたので、ウチナーグチや沖縄料理などは分かりますが、沖縄本島には、ほとんど行ったことがありません。
ですから、ラフテーの作り方はわかっても、スパムミートのことは、よくわかりません。
ボリビア入植者の第一グループは、アマゾンに近い「ピューマが出て水害に悩まされる」大変な地域に入植したとのことで、ボリさんは、子供のころに、インディオの呪い師に病気を治してもらったことがあったりと、とても興味深い半生を送ってきた人です。
ボリさん自身は、自分を沖縄人か日本人だと思っていますが、生まれ育った国がボリビアなので、ラテン音楽がとても好きで、踊りも上手なので、えぐれさんと競演することもしばしばです。
越冬活動の間、ボリさんとえぐれさんは、毎日のように駆けつけてきて、音楽や歌で皆を楽しませてくれます。
ホームレスの人たちは、大変な経験をしている人が多く、あまりノリが良いわけではないのですが、えぐれさんとボリさんが、楽しく音楽をしていると、少しずつですが、笑顔で参加してくれる人も増えてきています。
また、この日には、大変な「逸材」が2人も参加して、場を盛り上げてくれていました。
一人は「服部さん」。
名古屋市の南部、笠寺商店街を中心に活躍する芸人さんで、来年は名古屋開府400年ということもあって、名古屋からいろいろと発信しようとがんばっておられる方です。
今回は「服部8分劇場」のノボリをもって参加。
芸事にもたくみで、いろいろな曲のレパートリーをお持ちです。オリジナルの曲もあり、今後の活躍が期待されます。
もう一人は「アカシアのおじさん(仮称)」。
笹島地区で生活している高齢のホームレスの方ですが、最近、天然系の芸人として、頭角を現しつつあります。
マイクがあると、それを手に、とてもよい喉を披露してくれますが、曲名は当人にも周囲にも不明です。

独自の天然キャラクターによって、寒さに沈みがちな仲間からも笑いを獲得。
この日も、まだ大晦日なのに「あけましておめでとうございます」と皆にアナウンス、焚き火を囲む仲間から、思わず突っ込まれていました。
本気で言っているのか、ネタなのかが、まったく判別できないところが魅力です。
強力な助っ人2人を迎えて、たいへんノリ良く歌を披露してくれていたのですが、徐々に風も強くなり、越冬会場は、かなり寒くなっています。
そして、周囲が暗くなるころには、ついに雪が降り出してしまいました。
風が強いうえに雪が降っているので、かなり寒いのですが、それでもめげずに、えぐれさん達は皆を楽しませるために頑張ってくれました。
最後のほうでは、焚き火を囲んでいた仲間も参加、かなり盛り上がっていました。
前回の記事で、ホームレス生活をしている人たちにたいして、自分は本当に無力だけども、せめてすこしの間でも、笑顔を取り戻してほしいと、えぐれさんは語ってくれていましたが、その目的はかなり達成されていることを感じました。
つらく苦しいホームレスの仲間の生活の中にも、笑顔や楽しいことは、日常的にあるのです。
この日の夕食は、なんと「牛すじ煮込みとタイヤキ」でした。
この牛すじ、かなり煮込んであり本格的な味でした。
夕食を用意してくれたカトリックの人たちの話によると、皆さんが準備をしたのは今日のことですが、牛すじだけは、神父さんが前の日から煮込んでくれており、おいしく仕上がったそうです。
そのあと、さらに雪と風は強くなってゆきましたが、年越しのカウントダウンのあと、恒例の「年越しビンゴ大会」が開催され、厳しい寒さの中でも、越冬会場は、年越しらしい盛り上がりをみせていました。
筆者のビンゴカードは、昨年同様、リーチすらしませんでした。2010年も、厳しい年になりそうです。
●第35回・名古屋拠点越冬闘争
会場となっている西柳公園の地図はコチラの記事にあります。
とても狭い公園で、周囲は一方通行が多いので、ご注意ください。
・スケジュール
12月28日(月) 西柳公園拠点設営。越冬突入集会(17:30-)
12月29日(火) 散髪(10:30-)、法律家による法律相談(10:00-13)、夜回り(21:00-)
12月30日(水) 法律家による法律相談10:00-13)、街頭情宣(12:30-)
12月31日(木) 散髪(10:30-)、夜回り(21:00-)、年越しイベント
1月 1日(金) もちつき大会・カラオケ大会、ノリパン演舞、夜回り(21:00-)
1月 2日(土) 船見寮交流会(13:00-)
1月 3日(日) 散髪(10:30-)、街頭情宣(12:30-)、夜回り(21:00-)
1月 4日(月) 西柳公園拠点撤収作業
1月 5日(火) 中村福祉にて生活保護申請(8:45-)
・物資と活動資金カンパをしてください!
注:越冬会場の西柳公園は三方が駐輪場となり、大変狭くなりました。そのため、布団と残材は受け付けていません。
★毛 布(不足しています!!)
★男性用冬物衣類(ジャンパー、セーター、ズボン、靴下、マフラー、手袋、毛糸の帽子等)
★使い捨てカイロ
★食料品(お米・お米券・みそ・醤油・砂糖・野菜・乾麺等)
【期間・届け先】
12月28日(月)~2010年1月3日(日)まで、現地の西柳公園(オケラ公園)で受け付けます。
※郵送・宅配も期間内到着なら可能です。
住所:名古屋市中村区名駅4ー12西柳公園内 名古屋越冬実行委員会
仮設電話:052-571-1108(12/28~1/3)
★現 金
【送金先】郵便振替口座00840-9-11541 名古屋越冬実行委員会
・第35回名古屋越冬実行委員会
住所:名古屋市中村区則武2の8の13笹島労働者会館2階
問い合わせ先:笹島日雇労働組合052-451-4176 笹島診療所(火・金9時半~12時半)052-451-4585
関連記事・名古屋35回越冬(2009-2010)
名古屋越冬闘争3日目・街頭カンパと参加者の体験談Esaman2009/12/31
名古屋越冬闘争2日目・活動の成果? 市内野宿者は減少傾向Esaman2009/12/30
越冬闘争始まる、雇用情勢依然厳しい名古屋Esaman2009/12/29
「炊き出しボランティア」の裏方体験Esaman2009/12/30
関連記事・名古屋34回越冬(2008-2009)
名古屋越冬・最終日、派遣切りの若者、やっとで合流Esaman2009/01/24
新春早々名古屋で「ハツモウデモ」―鍋サミットも開催Esaman2009/01/06
第34回名古屋越冬・応援のメッセージをこめて朝鮮舞踊ノリパンが舞うEsaman2009/01/05
名古屋越冬・餅つき大会 越冬中に亡くなった仲間を追悼Esaman2009/01/03
名古屋駅前・西柳公園で越冬炊き出し上野数馬2009/01/02
名古屋越冬・ブラジルからの出稼ぎ労働者も参加し、ビンゴ大会で年越しEsaman2009/01/02
名古屋越冬・マスコミが大挙押しかけ『派遣切りの若者居ないか』かなり迷惑する現場Esaman2008/12/30
http://www.janjannews.jp/archives/2110163.html
越冬闘争の4日目(12月31日)の後半の報告をします。
大晦日にあたるこの日は、いろいろな催し物あり、途中から積雪有りで、なかなか大変な一日となりました。

夕飯の配食の様子。各グループが持ち回りでつくってくれる。撮影すべて筆者
午後には、越冬に毎日通ってきてくれている「えぐれささしま」さんが会場にやってきて、会場でキウイを剥いていたボリさん(ボリビア日系移民2世)と踊りだして、皆を楽しませてくれました。えぐれささしまさんは、この一年、新聞やTVなどでも、多数取材をされて、ご存知の方もいるかもしれませんが、ホームレスや野宿、社会問題などをテーマに、名古屋で弾き語りを続ける路上芸人の方です。
越冬や炊き出し、夏祭りなどでも、皆を和ませる存在として活躍するだけでなく、自らも名古屋駅裏や、相談者の溢れていた中村区役所の待合室などでも炊き出しを行っている人です。

雪の中でも芸人達のテンションは下がらない。
「ボリさん」は、本名は野里さん。
笹島のことを扱ったTV番組などでは「国籍不明・自称沖縄人」などと紹介されることもある人ですが、実は、ボリビア沖縄移民2世の人です。
戦後、いろいろと複雑な事情を抱えた沖縄からは、移民として世界に旅立った人たちが多数いました。
ボリさんは、そのような中、沖縄からボリビアに移民した第一世代の移民の子供として、ボリビアの奥地にある「第一コロニアオキナワ」で生まれました。
ボリさんの村は沖縄の人ばかりで、学校でも沖縄のことを教えていたので、ウチナーグチや沖縄料理などは分かりますが、沖縄本島には、ほとんど行ったことがありません。
ですから、ラフテーの作り方はわかっても、スパムミートのことは、よくわかりません。
ボリビア入植者の第一グループは、アマゾンに近い「ピューマが出て水害に悩まされる」大変な地域に入植したとのことで、ボリさんは、子供のころに、インディオの呪い師に病気を治してもらったことがあったりと、とても興味深い半生を送ってきた人です。
ボリさん自身は、自分を沖縄人か日本人だと思っていますが、生まれ育った国がボリビアなので、ラテン音楽がとても好きで、踊りも上手なので、えぐれさんと競演することもしばしばです。
越冬活動の間、ボリさんとえぐれさんは、毎日のように駆けつけてきて、音楽や歌で皆を楽しませてくれます。
ホームレスの人たちは、大変な経験をしている人が多く、あまりノリが良いわけではないのですが、えぐれさんとボリさんが、楽しく音楽をしていると、少しずつですが、笑顔で参加してくれる人も増えてきています。
また、この日には、大変な「逸材」が2人も参加して、場を盛り上げてくれていました。
一人は「服部さん」。
名古屋市の南部、笠寺商店街を中心に活躍する芸人さんで、来年は名古屋開府400年ということもあって、名古屋からいろいろと発信しようとがんばっておられる方です。
今回は「服部8分劇場」のノボリをもって参加。
芸事にもたくみで、いろいろな曲のレパートリーをお持ちです。オリジナルの曲もあり、今後の活躍が期待されます。
もう一人は「アカシアのおじさん(仮称)」。
笹島地区で生活している高齢のホームレスの方ですが、最近、天然系の芸人として、頭角を現しつつあります。
マイクがあると、それを手に、とてもよい喉を披露してくれますが、曲名は当人にも周囲にも不明です。

笹島芸能部の超新星「アカシアおじさん(仮称)」は中央右奥。焚き火の似合う男である。
独自の天然キャラクターによって、寒さに沈みがちな仲間からも笑いを獲得。
この日も、まだ大晦日なのに「あけましておめでとうございます」と皆にアナウンス、焚き火を囲む仲間から、思わず突っ込まれていました。
本気で言っているのか、ネタなのかが、まったく判別できないところが魅力です。
強力な助っ人2人を迎えて、たいへんノリ良く歌を披露してくれていたのですが、徐々に風も強くなり、越冬会場は、かなり寒くなっています。
そして、周囲が暗くなるころには、ついに雪が降り出してしまいました。
風が強いうえに雪が降っているので、かなり寒いのですが、それでもめげずに、えぐれさん達は皆を楽しませるために頑張ってくれました。
最後のほうでは、焚き火を囲んでいた仲間も参加、かなり盛り上がっていました。
前回の記事で、ホームレス生活をしている人たちにたいして、自分は本当に無力だけども、せめてすこしの間でも、笑顔を取り戻してほしいと、えぐれさんは語ってくれていましたが、その目的はかなり達成されていることを感じました。
つらく苦しいホームレスの仲間の生活の中にも、笑顔や楽しいことは、日常的にあるのです。
この日の夕食は、なんと「牛すじ煮込みとタイヤキ」でした。
この牛すじ、かなり煮込んであり本格的な味でした。
夕食を用意してくれたカトリックの人たちの話によると、皆さんが準備をしたのは今日のことですが、牛すじだけは、神父さんが前の日から煮込んでくれており、おいしく仕上がったそうです。
そのあと、さらに雪と風は強くなってゆきましたが、年越しのカウントダウンのあと、恒例の「年越しビンゴ大会」が開催され、厳しい寒さの中でも、越冬会場は、年越しらしい盛り上がりをみせていました。
筆者のビンゴカードは、昨年同様、リーチすらしませんでした。2010年も、厳しい年になりそうです。
●第35回・名古屋拠点越冬闘争
会場となっている西柳公園の地図はコチラの記事にあります。
とても狭い公園で、周囲は一方通行が多いので、ご注意ください。
・スケジュール
12月28日(月) 西柳公園拠点設営。越冬突入集会(17:30-)
12月29日(火) 散髪(10:30-)、法律家による法律相談(10:00-13)、夜回り(21:00-)
12月30日(水) 法律家による法律相談10:00-13)、街頭情宣(12:30-)
12月31日(木) 散髪(10:30-)、夜回り(21:00-)、年越しイベント
1月 1日(金) もちつき大会・カラオケ大会、ノリパン演舞、夜回り(21:00-)
1月 2日(土) 船見寮交流会(13:00-)
1月 3日(日) 散髪(10:30-)、街頭情宣(12:30-)、夜回り(21:00-)
1月 4日(月) 西柳公園拠点撤収作業
1月 5日(火) 中村福祉にて生活保護申請(8:45-)
・物資と活動資金カンパをしてください!
注:越冬会場の西柳公園は三方が駐輪場となり、大変狭くなりました。そのため、布団と残材は受け付けていません。
★毛 布(不足しています!!)
★男性用冬物衣類(ジャンパー、セーター、ズボン、靴下、マフラー、手袋、毛糸の帽子等)
★使い捨てカイロ
★食料品(お米・お米券・みそ・醤油・砂糖・野菜・乾麺等)
【期間・届け先】
12月28日(月)~2010年1月3日(日)まで、現地の西柳公園(オケラ公園)で受け付けます。
※郵送・宅配も期間内到着なら可能です。
住所:名古屋市中村区名駅4ー12西柳公園内 名古屋越冬実行委員会
仮設電話:052-571-1108(12/28~1/3)
★現 金
【送金先】郵便振替口座00840-9-11541 名古屋越冬実行委員会
・第35回名古屋越冬実行委員会
住所:名古屋市中村区則武2の8の13笹島労働者会館2階
問い合わせ先:笹島日雇労働組合052-451-4176 笹島診療所(火・金9時半~12時半)052-451-4585
関連記事・名古屋35回越冬(2009-2010)
名古屋越冬闘争3日目・街頭カンパと参加者の体験談Esaman2009/12/31
名古屋越冬闘争2日目・活動の成果? 市内野宿者は減少傾向Esaman2009/12/30
越冬闘争始まる、雇用情勢依然厳しい名古屋Esaman2009/12/29
「炊き出しボランティア」の裏方体験Esaman2009/12/30
関連記事・名古屋34回越冬(2008-2009)
名古屋越冬・最終日、派遣切りの若者、やっとで合流Esaman2009/01/24
新春早々名古屋で「ハツモウデモ」―鍋サミットも開催Esaman2009/01/06
第34回名古屋越冬・応援のメッセージをこめて朝鮮舞踊ノリパンが舞うEsaman2009/01/05
名古屋越冬・餅つき大会 越冬中に亡くなった仲間を追悼Esaman2009/01/03
名古屋駅前・西柳公園で越冬炊き出し上野数馬2009/01/02
名古屋越冬・ブラジルからの出稼ぎ労働者も参加し、ビンゴ大会で年越しEsaman2009/01/02
名古屋越冬・マスコミが大挙押しかけ『派遣切りの若者居ないか』かなり迷惑する現場Esaman2008/12/30
