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前回記事:名古屋越冬闘争4日目・後半 会場を覆う風雪にも負けない芸人魂
http://www.janjannews.jp/archives/2112300.html

 越冬闘争の5日目(1月1日)の報告をします。

 大晦日、突然降り出した雪と強い風が吹き渡り、たいへん厳しい状態になっていた西柳公園(通称:オケラ公園)ですが、公園中央の大きな焚き火はもちろんのこと、笹島の路上芸人達の熱演や、越冬実行委員会の用意したビンゴ大会などに元気付けられて、なんとか新年の朝を迎えました。
 名古屋の寒さは、いぜん厳しいものの、風も静かで、よく晴れた元旦になりました。

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新年を迎えた越冬の焚き火。ビルの谷間なので昨夜の雪は残っているが、よく晴れた元旦になった。(撮影すべて筆者)


 ですが、越冬会場のオケラ公園は巨大ビルの谷間にある公園です。
 焚き火のある周辺以外には、まだ昨夜の雪がけっこう残っており、寒々しい印象を与えています。

 それでも、会場に朝到着すると、焚き火を囲んでいた仲間達が、元気良く新年の挨拶をしてくれます。
 昨夜、寝ずの番をして焚き火を守っていた、越冬暦の長いベテランの仲間達は、自宅(ブルーシート・アパートなど)に帰ったり、会場のテントの中で寝入っています。

 正月には、恒例となっているモチ搗き大会が行われます。
 会場には蒸し器が備え付けられていて、昨夜から水につけられているモチ米を炊く炊煙が、もうもうとあがっています。
 この日に作るモチは400食。
 一度に炊ける量にも限りがあるのと、搗く元気のある人も、たくさんいるというわけでもないので、早朝から一釜づつ炊き上げて順番に搗いてゆきます。
 年配のベテランの仲間の指導の下、搗いてみたい人が参加します。
 さいきんの若者の中には、この越冬で初めて本物のモチ搗きを体験する人も多く、ボランティアの人たちにとっても、楽しい経験となっています。

 昨年同様、腰の入っていない若者達よりも、ベテランの仲間達のほうが圧倒的に搗くのが上手いのですが、急いでも次が炊けるまでに時間がかかるので、なれない人にも参加してもらって、少しづつ搗いてゆきます。
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越冬現場で搗いた餅を皆に配る。アンコ、きな粉、大根おろしなど、4個入りでおいしい。


 搗きあがったモチは、調理場テントに運んで、粉をまぶして入れ物に入れてゆきます。
 ここで作ったモチは、少しだけ鏡餅にして飾り、あとは会場の皆さんに配食する分と、明日の船見寮(無料宿泊施設)交流会での差し入れになります。
 むかしながらの方法で作った搗きたてのモチは、伸びも良く、なかなかおいしいと評判でした。

 モチ搗きと平行して、こちらも毎年恒例になっている、カラオケ大会が行われました。
 会場に置かれたテレビ(昨夜はボクシングを見ていたようです)がカラオケコーナーとなっていて、希望者が順番に歌います。
 カラオケマシーンに入っている曲目は、仲間の年代に合わせて懐メロな感じのものがおおいですが、人生の辛さをよく知る人たちによる演歌の歌声は、味わい深いものがありました。

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盛り上がるカラオケコーナー。選曲は渋めながら、みんなノリが良い。


 カラオケ大会は、夜まで行われていて、会場は、だんだん盛り上がっていきました。
 越冬活動は、辛いことばかりと思われがちですが、集まっている仲間は、厳しい現実なりに、新年を楽しむ方法を心得ていて、場の雰囲気も和んで楽しいものになっていました。

 この日も、夕方から登場する予定だった笹島芸能部のみなさんは、昨夜の吹雪の中での熱演がたたり、ボリさん以外は全滅。皆さん寝込んでいて、元旦の日の演芸コーナーはお休みとなりました。

 また、昨年の越冬モチツキの際にも、越冬活動や笹島の活動に、よく参加していた「ロクちゃん」が亡くなったニュースが流れましたが、今年のモチ搗きでは、最近生活保護を取ってアパートで生活していた「Mさん」が、アパートで亡くなっているのを発見された、というニュースが発表されました。
 享年は58。奇しくも昨年亡くなった「ロクちゃん」と同じ歳でした。
 生活保護を取ってアパート暮らしを始めると、生活が安定するものの、ほかの人たちとの行き来がなくなり、次第に弱って亡くなってしまう、という例を、ほかにも何件か見聞きしたことがありますが、Mさんもそのようなパターンだったようです。
 生活保護を獲得してからのサポートの大切さを、あらためて感じた事件でした。

 夜になって、芸人達もいなく、少し静かな元旦の越冬現場には、カラオケで盛り上がる人たちの歓声が響いていました。


●第35回・名古屋拠点越冬闘争

 会場となっている西柳公園の地図はコチラの記事にあります。とても狭い公園で、周囲は一方通行が多いので、ご注意ください。

・スケジュール
12月28日(月) 西柳公園拠点設営。越冬突入集会(17:30-)
12月29日(火) 散髪(10:30-)、法律家による法律相談(10:00-13)、夜回り(21:00-)
12月30日(水) 法律家による法律相談10:00-13)、街頭情宣(12:30-)
12月31日(木) 散髪(10:30-)、夜回り(21:00-)、年越しイベント
 1月 1日(金) もちつき大会・カラオケ大会、夜回り(21:00-)
 1月 2日(土) 船見寮交流会(13:00-)、ノリパン演舞(18:00-)。
 1月 3日(日) 散髪(10:30-)、街頭情宣(12:30-)、夜回り(21:00-)
 1月 4日(月) 西柳公園拠点撤収作業、中村福祉にて生活保護申請(8:45-)
 1月 5日(火) 中村福祉にて生活保護申請(8:45-)

・物資と活動資金カンパをしてください!
注:越冬会場の西柳公園は三方が駐輪場となり、大変狭くなりました。そのため、布団と残材は受け付けていません。
★毛 布(不足しています!!)
★男性用冬物衣類(ジャンパー、セーター、ズボン、靴下、マフラー、手袋、毛糸の帽子等)
★使い捨てカイロ
★食料品(お米・お米券・みそ・醤油・砂糖・野菜・乾麺等)
【期間・届け先】
12月28日(月)~2010年1月3日(日)まで、現地の西柳公園(オケラ公園)で受け付けます。
※郵送・宅配も期間内到着なら可能です。
住所:名古屋市中村区名駅4ー12西柳公園内 名古屋越冬実行委員会
仮設電話:052-571-1108(12/28~1/3)
★現 金
【送金先】郵便振替口座00840-9-11541 名古屋越冬実行委員会

・第35回名古屋越冬実行委員会
住所:名古屋市中村区則武2の8の13笹島労働者会館2階
問い合わせ先:笹島日雇労働組合052-451-4176 笹島診療所(火・金9時半~12時半)052-451-4585


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