前回記事:「県民との対話でニーズ汲み取ろう」 広島・湯崎県政(3)
http://www.janjannews.jp/archives/2156283.html
瀬戸内海の中央に位置し、スサノオノミコト、大伴旅人、足利尊氏、足利義昭、ペリー、坂本竜馬ら、歴史上の英傑たちが愛した広島県福山市の名勝・鞆の浦(とものうら)。この地で福山市と県が埋立て架橋を計画しています。
しかし、映画の大林監督ら著名人や、イコモス(※)などからは中止するよう求められ、金子前国土交通大臣からも待ったをかけられるなど、反対論が強まっています。(※イコモス:国際記念物遺跡会議)
鞆架橋問題舌戦「国土交通大臣vs福山市長」・・大臣のTKO勝ち?
http://www.news.janjan.jp/area/0902/0902046852/1.php
また、10月には広島地裁で埋立て免許差し止めを命ずる判決が下されています。
湯崎さん(本人の希望により、知事とはお呼びしません)は、鞆を1月11日(月)に視察する事を1月5日の記者会見で発表しました。
知事記者会見(平成22年1月5日)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1262675775572/index.html

湯崎さんが賛成・反対両派の住民から、それぞれ別々に現地を案内してもらいながら意見交換をします。湯崎さんは会見の中で、視察の際、賛成・反対双方の住民が協議する場をつくることを提案する、と表明しました。
関連予算計上は「形式的」
なお、2010年度予算案には、埋立て架橋関連予算は計上したい意向です。これは「推進の結論ありきではないか?」という批判もあります。しかし、湯崎さんは「あくまで形式的に計上するものだ」と説明しました。
これは、「予算を計上しておかないと、現在控訴中の埋立て架橋差し止め裁判で、一審判決(差し止め判決)が固まってしまう。この判決が確定してしまうと鞆の問題以外(の公共事業)に大きな影響を与える(ので、控訴は続けている。)」ため、裁判の技術上の問題として、予算を形式的に計上しているそうです。
そして、湯崎さんは「住民との話し合いで結論が出ないうちに、予算を執行することはない」と断言しました。
まずは仕切りなおし
話し合いの期限については「2010年内をめど」としながらも「それには必ずしもこだわらない」と「慎重審議」に含みを残しました。
藤田雄山・前知事は、強硬な埋立て架橋推進論を振りかざしていました。反対論には一切耳を貸さず、現地を訪れることもありませんでした。そして、現地を一度も訪れないまま、現地を訪れた裁判官の下した「埋立て架橋差し止め」判決を控訴してしまったのです。藤田前知事はとかく「現場軽視」の行政を進めてきました。「鞆」の件もまたその象徴といえるでしょう。
湯崎さんも、他の行政に影響を与える事を懸念して、現在のところ、この裁判についての控訴を取り下げてはいません。
ただ、藤田前知事と違い、湯崎さんは、いったん事業実施を決めたからといって既定事実としてしまうのではなく、「仕切りなおし」をするという点で画期的です。

鞆訪問出発点に公約実現を
「真の県民起点」「現場主義」「予算主義から成果主義」の3つが湯崎県政のモットーです。
県民の意見を聞く。現場を見てそれを踏まえて政策を考える。架橋をする、しないの前提を取り払い、白紙から「鞆をどうすれば一番成果が上がるのか?」を考える。
湯崎県政のモットーがフルにこの鞆問題でも活かされればよいと思います。
また、「大規模事業について関係者が議論する場を設置する」というのは、わたしたち「みんなであたらしい広島県をつくる会」が、知事選に際して提言してきたことでした。
当時、(民主党の独自候補になろうと検討していた)わたし自身が知事選に立候補する展開になった場合には、当然それがマニフェストとなったわけです。結果として候補は擁立できず、会としては自主投票(わたし自身は党方針に従い湯崎さん支援)となりましたが、結果としてわたしたちの思いを湯崎さんが実施して頂いたことに深く、感謝しています。
湯崎さんは瀬戸内の島・海などの自然、歴史、食べ物など、瀬戸内にたくさん詰まった魅力を相互に連携させながらアジアをはじめとする新しいお客様に楽しんでいただこうという、「瀬戸内・海の道1兆円構想」を選挙のマニフェストで掲げていました。この構想の中でも鞆は重要な位置を占めることでしょう。
湯崎さんの鞆訪問は、公約実現の出発点でもあります。今後に注目しましょう。
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大盛況、年の瀬「事業仕分け」 広島・湯崎県政(2)
http://www.news.janjan.jp/living/0912/0912264816/1.php
「鞆の浦」埋立て架橋計画、事実上白紙に-広島・湯崎県政(1)
http://www.news.janjan.jp/area/0912/0912034001/1.php
「知事」ではなく「湯崎さん」と呼んでください-広島県知事、初登庁
http://www.news.janjan.jp/government/0912/0911303881/1.php
広島県知事選、かくして湯崎英彦さんは勝利した
http://www.news.janjan.jp/government/0911/0911082868/1.php
県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓
http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906245734/1.php
関連リンク
ようこそ知事室へ
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1173257463983/index.html
湯崎さんのTWITTER
http://twitter.com/yuzakihide
広島瀬戸内新聞ニュース
http://hiroseto.exblog.jp
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瀬戸内海の中央に位置し、スサノオノミコト、大伴旅人、足利尊氏、足利義昭、ペリー、坂本竜馬ら、歴史上の英傑たちが愛した広島県福山市の名勝・鞆の浦(とものうら)。この地で福山市と県が埋立て架橋を計画しています。
しかし、映画の大林監督ら著名人や、イコモス(※)などからは中止するよう求められ、金子前国土交通大臣からも待ったをかけられるなど、反対論が強まっています。(※イコモス:国際記念物遺跡会議)
鞆架橋問題舌戦「国土交通大臣vs福山市長」・・大臣のTKO勝ち?
http://www.news.janjan.jp/area/0902/0902046852/1.php
また、10月には広島地裁で埋立て免許差し止めを命ずる判決が下されています。
湯崎さん(本人の希望により、知事とはお呼びしません)は、鞆を1月11日(月)に視察する事を1月5日の記者会見で発表しました。
知事記者会見(平成22年1月5日)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1262675775572/index.html

「賛成・反対両方の住民の方から、現地のご案内をいただきながら意見を交換したい」と意気込みを語る湯崎さん。記者会見動画より筆者キャプチュア。
湯崎さんが賛成・反対両派の住民から、それぞれ別々に現地を案内してもらいながら意見交換をします。湯崎さんは会見の中で、視察の際、賛成・反対双方の住民が協議する場をつくることを提案する、と表明しました。
関連予算計上は「形式的」
なお、2010年度予算案には、埋立て架橋関連予算は計上したい意向です。これは「推進の結論ありきではないか?」という批判もあります。しかし、湯崎さんは「あくまで形式的に計上するものだ」と説明しました。
これは、「予算を計上しておかないと、現在控訴中の埋立て架橋差し止め裁判で、一審判決(差し止め判決)が固まってしまう。この判決が確定してしまうと鞆の問題以外(の公共事業)に大きな影響を与える(ので、控訴は続けている。)」ため、裁判の技術上の問題として、予算を形式的に計上しているそうです。
そして、湯崎さんは「住民との話し合いで結論が出ないうちに、予算を執行することはない」と断言しました。
まずは仕切りなおし
話し合いの期限については「2010年内をめど」としながらも「それには必ずしもこだわらない」と「慎重審議」に含みを残しました。
藤田雄山・前知事は、強硬な埋立て架橋推進論を振りかざしていました。反対論には一切耳を貸さず、現地を訪れることもありませんでした。そして、現地を一度も訪れないまま、現地を訪れた裁判官の下した「埋立て架橋差し止め」判決を控訴してしまったのです。藤田前知事はとかく「現場軽視」の行政を進めてきました。「鞆」の件もまたその象徴といえるでしょう。
湯崎さんも、他の行政に影響を与える事を懸念して、現在のところ、この裁判についての控訴を取り下げてはいません。
ただ、藤田前知事と違い、湯崎さんは、いったん事業実施を決めたからといって既定事実としてしまうのではなく、「仕切りなおし」をするという点で画期的です。

幕末の尊攘派公家・三条実美らも宿泊した太田家住宅。現地を訪れることなくごり押しした藤田前知事から一転して湯崎さんは、現地を訪問して、両派から意見を聞く路線に転換した。
鞆訪問出発点に公約実現を
「真の県民起点」「現場主義」「予算主義から成果主義」の3つが湯崎県政のモットーです。
県民の意見を聞く。現場を見てそれを踏まえて政策を考える。架橋をする、しないの前提を取り払い、白紙から「鞆をどうすれば一番成果が上がるのか?」を考える。
湯崎県政のモットーがフルにこの鞆問題でも活かされればよいと思います。
また、「大規模事業について関係者が議論する場を設置する」というのは、わたしたち「みんなであたらしい広島県をつくる会」が、知事選に際して提言してきたことでした。
当時、(民主党の独自候補になろうと検討していた)わたし自身が知事選に立候補する展開になった場合には、当然それがマニフェストとなったわけです。結果として候補は擁立できず、会としては自主投票(わたし自身は党方針に従い湯崎さん支援)となりましたが、結果としてわたしたちの思いを湯崎さんが実施して頂いたことに深く、感謝しています。
湯崎さんは瀬戸内の島・海などの自然、歴史、食べ物など、瀬戸内にたくさん詰まった魅力を相互に連携させながらアジアをはじめとする新しいお客様に楽しんでいただこうという、「瀬戸内・海の道1兆円構想」を選挙のマニフェストで掲げていました。この構想の中でも鞆は重要な位置を占めることでしょう。
湯崎さんの鞆訪問は、公約実現の出発点でもあります。今後に注目しましょう。
関連記事
「県民との対話でニーズ汲み取ろう」 広島・湯崎県政(3)
http://www.janjannews.jp/archives/2156283.html
大盛況、年の瀬「事業仕分け」 広島・湯崎県政(2)
http://www.news.janjan.jp/living/0912/0912264816/1.php
「鞆の浦」埋立て架橋計画、事実上白紙に-広島・湯崎県政(1)
http://www.news.janjan.jp/area/0912/0912034001/1.php
「知事」ではなく「湯崎さん」と呼んでください-広島県知事、初登庁
http://www.news.janjan.jp/government/0912/0911303881/1.php
広島県知事選、かくして湯崎英彦さんは勝利した
http://www.news.janjan.jp/government/0911/0911082868/1.php
県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓
http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906245734/1.php
関連リンク
ようこそ知事室へ
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1173257463983/index.html
湯崎さんのTWITTER
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広島瀬戸内新聞ニュース
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