前回記事:中部人類学会報告その(2) 政府の「先住民族認定」とアイヌをめぐるネット上の言論
http://www.janjannews.jp/archives/2471599.html
中部人類学会COP10特別企画「先住民族の知恵に学ぶ自然との共生」の後半、結城幸司さんの出番の報告をします。
●結城さん、伸びに伸びてやっとで出番。発表は、実はユカラではなくツイタク
プログラムでは、結城浩司さん達の演目は15:30から1時間「ユーカラ&トンコリ演奏」となっていました。
ところが、大幅にずれこんで本多さんの話が終わったのが16:20ころ。
どうも結城さんは風邪をこじらせたようで、短いのは良いことだ、と笑っていました。
ユカラ(yukar:本来の発音ではラを小さく表記が望ましい)とは、アイヌ民族の口承文芸のことで、人間が主人公の英雄譚、動物神が主人公の教訓話(カムイユカラ)などがあるもので、節をつけて謡われるものです。
アイヌ語には「文字がない」といわれますが、現在はローマ字、アルファベットなどを導入していますし、録音機器も発達して、学習も効率的になっていますが、本来は、このユカラは、人が寄ったときなどに、炉縁などで語られていたものを聴くことで、学んでいたものでした。
むかしから(一部、今でも)アイヌたちは、ユカラを皆聴くことによって、自分達の民族の歴史を理解したり、人と神々の役割や規範を学んだり、教訓を得たりしていました。
また、ユカラに語られている様々なことを、交流や交易、交渉、談判、紛争などの際に、異なる地域のアイヌとの共通の話題にしたりしていました。
アイヌをアイヌたらしめてきた、そのユカラが行われるとなれば、それこそ「襟を正して」聴きにいかねばなりません。
と、思って意気込んできたものの、実際に結城さんがこの日にするのは「ツイタク(tuytak)」であって、ユカラではなくて、少し拍子抜けをいたしました。
ツイタクというのは、昔話や言い伝えのようなもので、ユカラとは違い普通に話をして、教訓や由来を説くものや、面白いオチのある話などが含まれるものです。
アイヌが何かを語るのはユカラが全てではなくて、いろいろな形態がある、ということがあまり伝わっていないのかもしれません。
●結城さんの話
先生方の、アボリジニ、アンデスなどの先住民族の素朴主義な話に感動しました。
しかし複雑な思いがあります。
素朴な話に心が動いたのは、アイヌはもっと複雑だからです。
先進国である日本の中で、いろいろな意味で「行き過ぎ」な生活をしています。
私も携帯電話をもって日々の生活に追われている現代人の一人です。普段着も着物ではなくてTシャツにジーパンです。
ほとんどのアイヌが、そのような生活であることに変わりはありません。
ですが、そのような現代社会の中にあっても、自分達の民族のもっていた精神世界の世界観は、取り戻せるのではないかと思っています。
世界の先住民族の任務は、近代と素朴の間に入って、まなざしを素朴な世界のほうに向けることではないか、と思っています。
私達アイヌも、一般社会も、親から子供に伝える物語や神話が、少なくなってきています。
私達は、学会で紹介された、素朴な世界に住む世界の先住民族の人たちとは違い、携帯をもっている現代人ですが、こうしてみなさんの前で、アイヌの着物を着て、先祖とともにある心も、大切にしたいと考えています。
私達は、2年前の先住民族サミットでがんばりましたが、そのときに世界の先住民族の人たちが来てくれたことは、良い経験となりました。
サミットをめぐって、敵味方にわかれるのではなくて、世界に呼びかけることが出来てよかった。
自分は活動家の子なので、学者は墓を暴いたり、自分達を搾取する悪いものだと思っていた時期もありました。
自分の父親も学会を占拠して糾弾したこともありました。
いまはパートナーシップが出来てよかったと思う。
自分達の前の世代は、何かをくれという運動が多かったです。それはその当時必要なものだったのだと思いますが、それだけでは何も生まれないので、自分達で発信したり、貢献したりできる運動をしてゆきたいと思います。
アイヌ文化は、昔から常に変化をしています。
今回は、アイヌに伝わる昔話のツイタクを、トンコリの演奏にあわせて語ります。
このような形で物語をかたるのは、いままで誰もやっていません。
このようなことも、文化が変化していることの一つなのかもしれません。
トンコリというのは、カラフトのアイヌに伝わっている弦楽器ですが、北海道のアイヌの言葉ではカーと言って、音楽の得意な人は北海道のアイヌでも持っていたものです。
一時期、演奏者が一人しかいない状態になっていましたが、加納沖という人が演奏するようになって広まりました。
いまでは100人くらいは弾いているんじゃないかと思います。
どこにも売っていなくて、自分で作るしかない楽器なのです。
トンコリは人間と同じように顔・ヘソなどがあります。
トンコリの由来の話にはいろいろとありますが、自分の好きな話を紹介します。
むかし、あるおじいさんがトンコリを作って弾いていましたが、その人が亡くなって、トンコリは長い間放置されていました。
すると、トンコリはアイヌはすべての者が神で、役目があるというが、誰も俺をかまわないと怒り出しました。
トンコリは化け物になって、一人一人を追いかけて、嫌な音を鳴らして人に嫌がらせをしました。
ある英雄がそのトンコリとの仲裁に入って、皆にいい音を聞かせてあげなさいといって、仲を取り持ちました。
そのように、トンコリの音には力があると言われています。

話のあと、長らく一緒に活動している福本昌二さんによるトンコリが何曲か披露されて、結城さんがトンコリの演奏にあわせて、アイヌ語の話をして、すぐあとに日本語で話をしていました。
内容としては、ユカラなどと違い、とても短いものでしたが、現実的には聞き手の殆どはアイヌも含めてアイヌ語がわからないので、このようなスタイルがちょうど良いのかもしれない、とも思いました。
結城さんによると、ツイタクをトンコリの演奏にあわせて披露するのは「いままでになかった形」だそうでした。(*1)
これにはちょっと驚きました。
弾きながら話す、演奏をバックに話す、ということは、誰でも考えるんじゃないかと思っていたのですが、「新しいスタイル」だそうです。ほんとうでしょうか?
結城さんは、新しいプロジェクトとして、産業廃棄物の沢山たまっているところに住むキツネの話として、版画をアニメーションにしてトンコリと話しを組み合わせたものを作成中とのことでした。
公演の後、会場にいた学者さんと思われる人が、
「当時学生でしたが、そこで開催された人類学会を占拠して騒いでいる元気な人たちがいました。その当時は、学園内でそのようなことは、よく起こっていたのですが、それが結城さんの親だとは驚きでした」
などと話をして盛り上がっていました。

「人類学会糾弾」とは、札幌で開催された第26回日本人類学会で、当時アイヌの墓を暴いて研究をしたりなどと、かなり「野蛮な」事をしていた人類学者たちに対して、左翼な活動家と、左翼な(?)アイヌ達が学会を占拠して糾弾。学会を「だいなし」にしてしまった事件です。
この事件があった1972年は沖縄返還、札幌冬季オリンピック、浅間山荘事件などがあり、かなり「政治の季節」でした。
「左翼活動」といっても、今とは世間の認識がずいぶん違ったようです。
またアイヌ関連でも、アイヌ開放同盟が結成されたり、東アジア抗日武装戦線による爆破事件(アイヌは関与せず)などが各地で発生、かなり「政治な季節」でした。
なお、アイヌの起こした諸活動には、すべではないにせよ、アイヌの年寄りも意見の入っている場合があり、単純な政治かぶれの若者の「若気の至り」だけではない事件もありました。
結城さんの様子を見ていて、「親が著名な活動家」であるということは、「親が著名な伝承者」であるのとは、また違った意味で大変なんだなぁと関心してしまいました。
*1:結城さんの演じたものは、はたして「ツイタク」か?
口承文芸の物語の呼称は、地方ごとに違ったり、で入れ替わったりしている。
●英雄譚(ユカラ)…節をもって歌われる。人間の英雄が主人公。レプニ(本来はプを小さく表記)という木の棒で拍子をいる。地方によってヤィラプ、サコロペ、ハウキなどの呼称がある。
●神々の物語(カムイユカラ)…節をもって歌われる。動物神が主人公の場合が多い。サケヘという繰り返しの節の合間に語る。地方によって、ツイタク(トゥイタク)、メノコユカラ、マッユカラ、オイナなどの呼称がある。メノコ(女)、マッ(婦人)の表現があるように、昔は女の演目だとされた。
●散文物語(ツイタク/トゥイタク)…節はない。内容はいろいろ、割となんでもあり。地方によってウウェペケレ、イソイタクなどの呼称がある。
なお、今回の結城さんが演じたものは、ご当人の話では「ツイタク」でしたが、節回しもサケヘもなかったので「散文物語のツイタク(ウウェペケレ)」であると判断していますが、登場していたのはオオカミだったので、ひょっとしたら「神々の物語のツイタク(カムイユカラ)」だったのかもしれません。

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◇記者の「ブログ」「ホームページ」など
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http://profile.livedoor.com/esaman/
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ところが、大幅にずれこんで本多さんの話が終わったのが16:20ころ。
どうも結城さんは風邪をこじらせたようで、短いのは良いことだ、と笑っていました。
ユカラ(yukar:本来の発音ではラを小さく表記が望ましい)とは、アイヌ民族の口承文芸のことで、人間が主人公の英雄譚、動物神が主人公の教訓話(カムイユカラ)などがあるもので、節をつけて謡われるものです。
アイヌ語には「文字がない」といわれますが、現在はローマ字、アルファベットなどを導入していますし、録音機器も発達して、学習も効率的になっていますが、本来は、このユカラは、人が寄ったときなどに、炉縁などで語られていたものを聴くことで、学んでいたものでした。
むかしから(一部、今でも)アイヌたちは、ユカラを皆聴くことによって、自分達の民族の歴史を理解したり、人と神々の役割や規範を学んだり、教訓を得たりしていました。
また、ユカラに語られている様々なことを、交流や交易、交渉、談判、紛争などの際に、異なる地域のアイヌとの共通の話題にしたりしていました。
アイヌをアイヌたらしめてきた、そのユカラが行われるとなれば、それこそ「襟を正して」聴きにいかねばなりません。
と、思って意気込んできたものの、実際に結城さんがこの日にするのは「ツイタク(tuytak)」であって、ユカラではなくて、少し拍子抜けをいたしました。
ツイタクというのは、昔話や言い伝えのようなもので、ユカラとは違い普通に話をして、教訓や由来を説くものや、面白いオチのある話などが含まれるものです。
アイヌが何かを語るのはユカラが全てではなくて、いろいろな形態がある、ということがあまり伝わっていないのかもしれません。
●結城さんの話
先生方の、アボリジニ、アンデスなどの先住民族の素朴主義な話に感動しました。
しかし複雑な思いがあります。
素朴な話に心が動いたのは、アイヌはもっと複雑だからです。
先進国である日本の中で、いろいろな意味で「行き過ぎ」な生活をしています。
私も携帯電話をもって日々の生活に追われている現代人の一人です。普段着も着物ではなくてTシャツにジーパンです。
ほとんどのアイヌが、そのような生活であることに変わりはありません。
ですが、そのような現代社会の中にあっても、自分達の民族のもっていた精神世界の世界観は、取り戻せるのではないかと思っています。
世界の先住民族の任務は、近代と素朴の間に入って、まなざしを素朴な世界のほうに向けることではないか、と思っています。
私達アイヌも、一般社会も、親から子供に伝える物語や神話が、少なくなってきています。
私達は、学会で紹介された、素朴な世界に住む世界の先住民族の人たちとは違い、携帯をもっている現代人ですが、こうしてみなさんの前で、アイヌの着物を着て、先祖とともにある心も、大切にしたいと考えています。
私達は、2年前の先住民族サミットでがんばりましたが、そのときに世界の先住民族の人たちが来てくれたことは、良い経験となりました。
サミットをめぐって、敵味方にわかれるのではなくて、世界に呼びかけることが出来てよかった。
自分は活動家の子なので、学者は墓を暴いたり、自分達を搾取する悪いものだと思っていた時期もありました。
自分の父親も学会を占拠して糾弾したこともありました。
いまはパートナーシップが出来てよかったと思う。
自分達の前の世代は、何かをくれという運動が多かったです。それはその当時必要なものだったのだと思いますが、それだけでは何も生まれないので、自分達で発信したり、貢献したりできる運動をしてゆきたいと思います。
アイヌ文化は、昔から常に変化をしています。
今回は、アイヌに伝わる昔話のツイタクを、トンコリの演奏にあわせて語ります。
このような形で物語をかたるのは、いままで誰もやっていません。
このようなことも、文化が変化していることの一つなのかもしれません。
トンコリというのは、カラフトのアイヌに伝わっている弦楽器ですが、北海道のアイヌの言葉ではカーと言って、音楽の得意な人は北海道のアイヌでも持っていたものです。
一時期、演奏者が一人しかいない状態になっていましたが、加納沖という人が演奏するようになって広まりました。
いまでは100人くらいは弾いているんじゃないかと思います。
どこにも売っていなくて、自分で作るしかない楽器なのです。
トンコリは人間と同じように顔・ヘソなどがあります。
トンコリの由来の話にはいろいろとありますが、自分の好きな話を紹介します。
むかし、あるおじいさんがトンコリを作って弾いていましたが、その人が亡くなって、トンコリは長い間放置されていました。
すると、トンコリはアイヌはすべての者が神で、役目があるというが、誰も俺をかまわないと怒り出しました。
トンコリは化け物になって、一人一人を追いかけて、嫌な音を鳴らして人に嫌がらせをしました。
ある英雄がそのトンコリとの仲裁に入って、皆にいい音を聞かせてあげなさいといって、仲を取り持ちました。
そのように、トンコリの音には力があると言われています。

人体のように名称のついているトンコリを紹介する結城幸司さん。隣はそのトンコリの奏者の福本昌二さん。(以下すべて撮影筆者)
話のあと、長らく一緒に活動している福本昌二さんによるトンコリが何曲か披露されて、結城さんがトンコリの演奏にあわせて、アイヌ語の話をして、すぐあとに日本語で話をしていました。
内容としては、ユカラなどと違い、とても短いものでしたが、現実的には聞き手の殆どはアイヌも含めてアイヌ語がわからないので、このようなスタイルがちょうど良いのかもしれない、とも思いました。
結城さんによると、ツイタクをトンコリの演奏にあわせて披露するのは「いままでになかった形」だそうでした。(*1)
これにはちょっと驚きました。
弾きながら話す、演奏をバックに話す、ということは、誰でも考えるんじゃないかと思っていたのですが、「新しいスタイル」だそうです。ほんとうでしょうか?
結城さんは、新しいプロジェクトとして、産業廃棄物の沢山たまっているところに住むキツネの話として、版画をアニメーションにしてトンコリと話しを組み合わせたものを作成中とのことでした。
公演の後、会場にいた学者さんと思われる人が、
「当時学生でしたが、そこで開催された人類学会を占拠して騒いでいる元気な人たちがいました。その当時は、学園内でそのようなことは、よく起こっていたのですが、それが結城さんの親だとは驚きでした」
などと話をして盛り上がっていました。

市民団体「グループ"シサム"を目指して」のハンプレット(左)と結城さんの新プロジェクト「七五郎沢の狐」のチラシ(右)。七五郎沢の狐は結城さんの版画とアイヌ語の語りを組み合わせたものらしい。
「人類学会糾弾」とは、札幌で開催された第26回日本人類学会で、当時アイヌの墓を暴いて研究をしたりなどと、かなり「野蛮な」事をしていた人類学者たちに対して、左翼な活動家と、左翼な(?)アイヌ達が学会を占拠して糾弾。学会を「だいなし」にしてしまった事件です。
この事件があった1972年は沖縄返還、札幌冬季オリンピック、浅間山荘事件などがあり、かなり「政治の季節」でした。
「左翼活動」といっても、今とは世間の認識がずいぶん違ったようです。
またアイヌ関連でも、アイヌ開放同盟が結成されたり、東アジア抗日武装戦線による爆破事件(アイヌは関与せず)などが各地で発生、かなり「政治な季節」でした。
なお、アイヌの起こした諸活動には、すべではないにせよ、アイヌの年寄りも意見の入っている場合があり、単純な政治かぶれの若者の「若気の至り」だけではない事件もありました。
結城さんの様子を見ていて、「親が著名な活動家」であるということは、「親が著名な伝承者」であるのとは、また違った意味で大変なんだなぁと関心してしまいました。
*1:結城さんの演じたものは、はたして「ツイタク」か?
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●散文物語(ツイタク/トゥイタク)…節はない。内容はいろいろ、割となんでもあり。地方によってウウェペケレ、イソイタクなどの呼称がある。
なお、今回の結城さんが演じたものは、ご当人の話では「ツイタク」でしたが、節回しもサケヘもなかったので「散文物語のツイタク(ウウェペケレ)」であると判断していますが、登場していたのはオオカミだったので、ひょっとしたら「神々の物語のツイタク(カムイユカラ)」だったのかもしれません。

トンコリを演奏している福本昌二さん。トンコリは、もともと座って弾くものだったはずである。昔は椅子もないので、あぐらを組んで。確かに座ったほうが弾きやすい。
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◇記者の「ブログ」「ホームページ」など
Esaman記者プロフィール
http://profile.livedoor.com/esaman/

北大医学部、アイヌ民族の副葬品28箱分を放置
2010年1月30日(土)11:55
アイヌ民族が副葬品として墓に埋めた刀などが、北海道大学医学部内に段ボール箱に詰めて放置されていたことがわかった。
医学部の教授が戦前から戦後にかけ、墓を掘って人骨を収集した際に集めたとみられ、同大は調査や保管の方法に問題があったとして、北海道アイヌ協会に謝罪した。
同大によると、副葬品は、刀や漁具、鍋などで、28箱分の段ボールに詰め込まれ、集落名なども記されていたという。同協会の要望を受け、現在は北大総合博物館でさび止め処理などを施し保管している。
同大医学部では、教授だった児玉作左衛門氏(故人)が、骨格の比較研究のため、各地のアイヌ民族の墓から人骨を掘り出した経緯があり、それに合わせて収集されたとみられるという。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20100130-567-OYT1T00042.html