真泉仁

 小沢幹事長は、かつての経世会の流れを汲む政治家と見られている。つまり、アメリカに掌握されることを潔しとはしない政治家であると、殊にアメリカからは見られているようだ。さらに、小沢幹事長がアメリカに無断で、大議員団を率いて訪中したことは、普天間基地問題以上に、アメリカの神経を逆撫でしたと思われる。小沢幹事長はアメリカに対して、どんな神経戦を挑んでいるのだろうか。そして、それは一体なぜなのだろうか。
 
 ここからは記者の勝手な想像である。小沢幹事長は、アメリカにチキンレースを挑んでいる気ではないか。自分の方からアメリカに接近するのは不利であるから、アメリカの方から接近してくるのをじっと我慢して待っていたのではないかと。
 
 小沢代表の指揮により、自民党および自民党的なもの全ての抹殺を現実味あるものとし、アメリカの神経を逆撫でした。そして、西松建設疑惑で代表を辞任しながらも、小沢氏はアメリカの方から接近してくるのをじっと待っていた。果たして、政権交代後にクリントン国務長官はやってきた。これで、小沢氏はチキンレースに1勝した。
 
 小沢幹事長の指揮により、日中、日韓などの親密化を増し、普天間基地問題で更にアメリカの神経を逆撫でした。そして、3人の秘書が逮捕され、検察に事情聴取されながらも、小沢氏はアメリカの方から接近してくるのをじっと待っていた。果たして、キャンベル国務次官補はやってきた。これで、チキンレースは小沢氏の2勝目である。
 
 小沢幹事長が検察から2度の事情聴取を受けたことを、すべての大手メディアが知らなかったらしい。それは、すべての大手メディアの取材力が不足だったためか、もしくは検察がリークしてくれなったからだが。小沢幹事長の2度目の事情聴取は、小沢氏自らの公表だった。そしてこの時、小沢幹事長は、もしも自身が起訴されるならば、幹事長を辞職する旨を示唆したのだったが。
 
 記者は、この時の小沢幹事長は不起訴を確信していたに相違ないと思っている。つまり、起訴ならば幹事長辞職を明言したということは、不起訴ならば幹事長続投ということも明言したに等しい。ならば、なぜ、小沢幹事長は不起訴を確信できたのだろうか。それは、アメリカの国務次官補がわざわざ会いに来たからだったのではないだろうか。