乗松重隆

 2月4日、任期満了による長崎県知事選挙が告示された。戦後半世期にわたって引き継がれて来た保守王国長崎県の知事の座だが、ここにきて異変が起きている。

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長崎市中央橋付近で通行人に政策支持を訴える選挙関係者、2月4日14時頃、【お断わり】写真は候補者本人ではありません(以下すべて撮影・乗松重隆)


 2009年11月4日、長崎県政に衝撃が走った。
 4期目を目指すと思われていた金子源二郎知事(65)が記者会見で突然の不出馬宣言。その理由に「自ら取り組んできた仕事に一定の道筋をつけられたこと。今後県政をスムーズに進めるためには、私が身を引いた方がよいと判断した」とある。
 
 それが本当の理由かどうかは定かではないが、昨年の衆院選での民主党の大勝、自民党の歴史的惨敗の結果を受け、このままでは知事として4期目を乗り切れないと判断したとの見方がもっぱらである。
 
 しかし、年が明け、鳩山首相の母親からの贈与に関する問題や小沢幹事長の政治資金問題で民主党に逆風が吹き始めた今、選挙の様相は一変した。長崎県知事選では過去最多の7名が立候補する事態となった。これまでの自民党政権下では考えられない乱立ぶりと言ってもいいだろう。
 
 長崎県知事選候補の乱立の意味するものは何なのか。
 「国政における政界再編を地方が先取りしている」と揶揄する向きもある。案外的を得ているのではなかろうか。

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選挙ポスター掲示板:長崎市魚の町の長崎市民会館前で14時30分頃


 立候補者は以下の通り。
 
 ・深町孝郎氏(67):前共産党県委員長 共産推薦
 ・橋本 剛氏(40) :元農水省職員 民主、社民、国民新の各党推薦
 ・中村法道氏(59):前副知事
 ・山田正彦氏(44):会社役員
 ・大仁田厚氏(52):元参院議員
 ・押渕礼子氏(71):県議
 ・橋下満幸氏(62):元会社員
 
 (候補者7名全員が無所属新人)

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長崎県庁正面:長崎市江戸町で13時30分頃



関連リンク
長崎県知事選挙 (ザ・選挙)
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2010/42/00010781.html