広島県・府中市の伊藤吉和市長は今年51歳。建設官僚ご出身で2002年初当選。2006年は無投票当選。「せんたく」にも参加し、事情を知らない人は「改革派の素晴らしい市長」と思い込んでいたりします。
■新規事業費の六割以上は「売れない団地」への補助金
その伊藤市長が2月23日、発表した2010年度予算案は、広島県内の行政関係者の多くを呆れさせる内容でした。
2010年度予算案は多くの自治体で「積極財政」となっています。国の緊急経済対策などを受けてのものです。府中市もご多分に漏れず、3年ぶりの支出増となりました。
しかし、問題は中身です。新規事業22億29百万円のうち「桜ヶ丘団地」になんと14億2177億円、6割以上をつぎ込んでいます。桜ヶ丘団地の値引きなどのために7億6000万円、桜ヶ丘団地の墓地整備事業に6億5377万円。販売促進費に800万円でした。しかし、この団地、府中市にとってはお金を捨てる「ドブ」どころか、「ブラックホール」のような存在です。

■加速度的にお金を吸い取る「ブラックホール」
現状でも以下のような特典のオンパレードを長年続けています。年を追うごとに特典は追加されています。
桜ヶ丘うれしい特典ご案内
http://www.fuchu-tochi-kaihatsu.jp/tokuten.html

それでも、以下のように、さっぱり売れていないのです。
http://www.fuchu-tochi-kaihatsu.jp/map2.html

「好評発売中」というHPのPR文はブラックジョークにしか見えません。
桜ヶ丘団地は、まさに、加速度的にお金を吸い取る「ブラックホール」です。
当然といえばと当然です。府中市は、産業が衰退し、人口が減り続けています。そうした中で、誰が宅地を買うでしょうか? 小学生でも、「もう、宅地は売れない」と気付くでしょう。
もちろん、失業者で家を失った人は広島県内でもたくさんおられます。でも、そういう人が住みたいのは、就職活動に都合がいい、広島市や福山市といった都会の中心に近い公共住宅でしょう。雇用が近くにあまりない団地の一戸建てなど、買う金も無いし、無料でも住まないでしょう。
そうした中、これ以上団地にお金をつぎ込んでも、雇用は増えません。住む人があまりいないのだから、お墓だってあまり利用者はいないでしょう。
■他人の意見に耳貸さず、しわ寄せは市民サービス
いい加減、「損切り」をすべきではないでしょうか? 伊藤吉和市長は何を考えておられるのか? 伊藤市長は、建設省(現国土交通省)の理系のキャリア官僚ご出身。もちろん、土建分野では優秀な方なのでしょう。しかし、小学生でもわかるような愚行を続けておられる。
その挙句に、2008年、伊藤市長は、団地の赤字で財政が逼迫したのを、保育園や幼稚園への補助金をカットすることで穴埋めしようという暴挙に出ました。
そして、幼稚園・保育園の労働組合との交渉でも、相手を馬鹿にしたように「へらへら」と笑うなどしているそうです。さらに、労働組合を批判(というよりは、事実無根の罵倒に近い)するビラを、税金を使って全戸配布させたそうです。
また、ごみ収集の有料化も半数近い市議が反対しているのに、全く耳を貸さず強行してしまいました。
伊藤市長は議会内でも、議員の意見に耳を傾けようとする態度が見られず、ときおり議員を小馬鹿にしたような態度を取っていた、と府中市議会を傍聴した友人は証言します。
伊藤市長の暴走に呆れ、府中市議会でも、反市長派が半数近くに達しています。保守が強い府中市で、自民党・公明党推薦の市長の与党が過半数割れに近くなるというのは、異常事態です。それだけ、伊藤市長が暴走しているので、保守系といわれる議員さんでも、伊藤市長にはうんざりしている人が多いのです。
そうした中、4月25日、府中市長選挙が投票されます。伊藤市長と、民主党系の市議の松坂万三郎さんの一騎打ちになる公算が現在強い。
府中市がブラックホールから脱出できるかどうか? それは市長選挙の結果にかかっています。
また、市民からは「伊藤市長にはきちんと損害を弁償してもらうべきでは無いか?」という声も出ています。とにかく、今は、議会でこんな無茶苦茶な予算案がそのまま可決されないよう、府中市議会議員の皆さんには賢明なご判断をお願いしたいと思います。
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「暴走」する若き官僚出身市長の府中市で森永教授が新自由主義を斬る
http://www.news.janjan.jp/area/0806/0806149648/1.php
松坂万三郎
http://www.matusaka.co.jp/man/
◇記者の「ブログ」「ホームページ」など
広島瀬戸内新聞ニュース
http://hiroseto.exblog.jp/
■新規事業費の六割以上は「売れない団地」への補助金
その伊藤市長が2月23日、発表した2010年度予算案は、広島県内の行政関係者の多くを呆れさせる内容でした。
2010年度予算案は多くの自治体で「積極財政」となっています。国の緊急経済対策などを受けてのものです。府中市もご多分に漏れず、3年ぶりの支出増となりました。
しかし、問題は中身です。新規事業22億29百万円のうち「桜ヶ丘団地」になんと14億2177億円、6割以上をつぎ込んでいます。桜ヶ丘団地の値引きなどのために7億6000万円、桜ヶ丘団地の墓地整備事業に6億5377万円。販売促進費に800万円でした。しかし、この団地、府中市にとってはお金を捨てる「ドブ」どころか、「ブラックホール」のような存在です。

「好評発売中」という触れ込みだが、ブラックジョークとしか思えない。府中市の桜ヶ丘団地HP(キャプチュア・筆者)
■加速度的にお金を吸い取る「ブラックホール」
現状でも以下のような特典のオンパレードを長年続けています。年を追うごとに特典は追加されています。
桜ヶ丘うれしい特典ご案内
http://www.fuchu-tochi-kaihatsu.jp/tokuten.html

これでもか、これでもかと特典を並べるが、桜ヶ丘団地は売れそうも無い。
それでも、以下のように、さっぱり売れていないのです。
http://www.fuchu-tochi-kaihatsu.jp/map2.html

黄色が「売約ずみ」。売れ残っている部分のほうが多い桜ヶ丘団地。
「好評発売中」というHPのPR文はブラックジョークにしか見えません。
桜ヶ丘団地は、まさに、加速度的にお金を吸い取る「ブラックホール」です。
当然といえばと当然です。府中市は、産業が衰退し、人口が減り続けています。そうした中で、誰が宅地を買うでしょうか? 小学生でも、「もう、宅地は売れない」と気付くでしょう。
もちろん、失業者で家を失った人は広島県内でもたくさんおられます。でも、そういう人が住みたいのは、就職活動に都合がいい、広島市や福山市といった都会の中心に近い公共住宅でしょう。雇用が近くにあまりない団地の一戸建てなど、買う金も無いし、無料でも住まないでしょう。
そうした中、これ以上団地にお金をつぎ込んでも、雇用は増えません。住む人があまりいないのだから、お墓だってあまり利用者はいないでしょう。
■他人の意見に耳貸さず、しわ寄せは市民サービス
いい加減、「損切り」をすべきではないでしょうか? 伊藤吉和市長は何を考えておられるのか? 伊藤市長は、建設省(現国土交通省)の理系のキャリア官僚ご出身。もちろん、土建分野では優秀な方なのでしょう。しかし、小学生でもわかるような愚行を続けておられる。
その挙句に、2008年、伊藤市長は、団地の赤字で財政が逼迫したのを、保育園や幼稚園への補助金をカットすることで穴埋めしようという暴挙に出ました。
そして、幼稚園・保育園の労働組合との交渉でも、相手を馬鹿にしたように「へらへら」と笑うなどしているそうです。さらに、労働組合を批判(というよりは、事実無根の罵倒に近い)するビラを、税金を使って全戸配布させたそうです。
また、ごみ収集の有料化も半数近い市議が反対しているのに、全く耳を貸さず強行してしまいました。
伊藤市長は議会内でも、議員の意見に耳を傾けようとする態度が見られず、ときおり議員を小馬鹿にしたような態度を取っていた、と府中市議会を傍聴した友人は証言します。
伊藤市長の暴走に呆れ、府中市議会でも、反市長派が半数近くに達しています。保守が強い府中市で、自民党・公明党推薦の市長の与党が過半数割れに近くなるというのは、異常事態です。それだけ、伊藤市長が暴走しているので、保守系といわれる議員さんでも、伊藤市長にはうんざりしている人が多いのです。
そうした中、4月25日、府中市長選挙が投票されます。伊藤市長と、民主党系の市議の松坂万三郎さんの一騎打ちになる公算が現在強い。
府中市がブラックホールから脱出できるかどうか? それは市長選挙の結果にかかっています。
また、市民からは「伊藤市長にはきちんと損害を弁償してもらうべきでは無いか?」という声も出ています。とにかく、今は、議会でこんな無茶苦茶な予算案がそのまま可決されないよう、府中市議会議員の皆さんには賢明なご判断をお願いしたいと思います。
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「暴走」する若き官僚出身市長の府中市で森永教授が新自由主義を斬る
http://www.news.janjan.jp/area/0806/0806149648/1.php
松坂万三郎
http://www.matusaka.co.jp/man/
◇記者の「ブログ」「ホームページ」など
広島瀬戸内新聞ニュース
http://hiroseto.exblog.jp/
