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 愛知県下には現在、事務局や成立の異なる、2つのアースデイが存在しています。
 
 ひとつは「アースデイあいち・LOVE&ビンボー春祭り」。
 
 アースデイであり、同時にメーデーでもあるという、このユニークな祭典は、
 愛知万博を翌年に控えた2004年、万博反対派、賛成派の両者を招いて愛知のメーデーの発祥の地である鶴舞公園で発足した「アースデイピクニック」の流れを受け継ぐものです。
 同実行委員会は、2005年の愛知万博会場にて、万博に対する賛成派はもとより反対派をも同時に招いてのアースデイを成功させました。
 
 このような動きのあった背景には「愛知万博から発足した市民運動として、愛知のアースデイを結成したい」という万博協会の動きを察知した人たちが、すばやく先手を打ってアースデイを組織して広報を展開、万博協会のイニシアティプによるものではく、市民の先導する万博会場内でのアースデイを実現したと、一部では言われています。
 
 こちらのアースデイの流れは、2008年から当時形成されていた、反貧困名古屋ネットワークと協働して、環境と貧困を共に扱う祭典として発展、若手が東京と連携を図り、全国のインディーズ系メーデーのひとつとして「LOVE&ビンボー春祭り」を、高速道路の高架下の若宮大通り公園で開催しました。
 
 「ラヴ貧」では、「市民運動」のもっている「市民離れ」を研究して実行委員会を形成、当日は、ホームレスの仲間や、一般市民、通行人、エコなアーティスト、反原発活動家など、かなり多様すぎる人々を集め、名古屋の市民運動の集会としては異例の、1000人規模の人が集まる祭典を混乱と共に成功させ、現在に至ります。
 
LOVE&ビンボー春祭り デモ隊が行くEsaman2009/05/02
アースデイあいち2009・LOVE&ビンボー春祭り開催Esaman2009/05/01
LOVE&ビンボー春祭り アースデイあいち2008 開催Esaman2008/05/13
アースデイ愛知2008に参加してきた宮永正義2008/04/30
 
 もうひとつは「アースデイ愛知 in 久屋」。
 
 2005年の愛知万博でのアースデイで活躍した人々が、愛知万博の興奮が冷めやらぬ2005年の10月より早々に活動を開始、2006年には、名古屋の中心部である久屋大通り公園で、数千人規模の人の参加する、かなりの規模のアースデイを開催しました。
 そのアースデイのスタッフが、後にお店を持ったり、さまざまな場面に活躍してゆきました。
 2006年以降例年、毎年、アースデイが久屋大通り講演で開催されることになりました。
 
 2006年の開催規模がかなり大きく、イベントとしてもしっかりしたものだったために、スタッフの多くは疲れてしまい、イベントの規模としては、006年のものが桁違いに大きく、その後の年のものは、学生が活躍する、それなりの規模となっていましたが、流れとしては2006年のアースデイから繋がっているものです。
 また、2007年以降は「万博の理念を継承し」ということが語られることの多かった久屋のアースデイですが、実は万博の翌年の2006年のアースデイの際には、万博色は殆どないアースデイだったそうです。運営スタッフの入れ替わりの影響でしょうか?
 
「STOP!設楽ダム」名古屋で集会とカヌーパレード宮永正義2009/05/11
紆余曲折の末に開催されたアースデイ愛知2008Esaman2008/04/30

 このような流れで、ここ数年、愛知県では「アースデイ“愛知”と“あいち”」の2つが存在するという状態になっていました。
 
 別に対立しているというわけではないのですが、LOVE&ビンボーは通年事務局があるものの規模が小さく、久屋のアースデイは規模が大きいが毎年事務局が定まらず情報発信が不安定、などの理由から情報が錯綜、片方のHPに「アースデイ愛知の公式HP」と記載されていたりして、正確な情報の伝わっていない末端の参加者に、よくわからない対立が発生していたこともあったようです。
 
 このような状況をなんとかするべく、両者のアースデイの主要スタッフが相談し、今年のアースデイは、両者のアースデイをつなぐ事務局を設定して、連携を図ってゆく構図が模索されています。
 両者の実行委員会の様子を報告します。
 
●アースデイあいち2010・LOVE&ビンボー実行委員会…

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ふれあいユニオンでの鍋会実行委員会のあと、熱心に話をするアースデイあいち2010・LOVE&ビンボー実行委員のみなさん。参加者は、会社員、元派遣労働者、失業中の人、日雇労働者、作業所の人など、多彩だった。


 3月1日、金山にある組合事務所で開催されました。
 昨年、久屋のアースデイの方に参加したスタッフも何人か交えて、鍋を食べながら自己紹介をしあい、アースデイに期待することや、いままで関わってきた運動やイベントのことなどを話し合いました。
 LOVE&ビンボーは、参加者のみなさんが主役で、主催者は参加者がより個性を発揮するための「場」をつくることが目的である。
 特に、フリーマーケットの常連の人や、アーティストの人に混じって、市民運動の人が同じ条件でアピールをする、というのは、両者にとって刺激となるし、アピール力を試す機会にもなるが、高齢な人ばかりの活動団体の場合、ついていけない場合がある。
 また、基本的にはフリーマーケットのようなものだが、全くお金のないホームレスの仲間がやってきても、一日居れて、楽しめるような場作りに気をつけている、という話をしていました。
 
 スタッフのだいたいの役割の割り振りをし終わった後は、鍋の具を追加、終電がなくなりそうになるまで、市民運動や環境問題のおかしなところ、疑問点などについて話し合っていました。
 
 開催日時…2010年4月25日
 場所…若宮大通公園
 実行委員長…酒井徹(名古屋ふれあいユニオン委員長)
 テーマ…「人間の多様性も大事だね」
 出展方法…フリマスタイル。販売でなくても出展可。
 1スペース(2m×2m)1000円。一人4スペースまで。募集要項はコチラ

●アースデイ愛知2010 in 久屋実行委員会…

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女性会館にて、車座になって相談する、アースデイ愛知2010in久屋・実行委員会のみなさん。昨年も関わった人が多く、社会人よりも学生が多めである。


 3月3日、東別院にある女性会館で開催されました。
 こちらも、LOVE&ビンボーのスタッフが一人参加して実行委員会を開催。
 LOVE&ビンボーと違い通年の事務局がないので、実行委員会の規約についての話し合いが行われました。
 規約案や目的について本格的に話し合いが行われたのは、今年がはじめてだったようです。
 こちらのアースデイの目的は、自然環境について考えるアースデイというイベントを通じて、多様な価値観を大切にする人を育ててゆくことを目的とすることに決定しました。
 相談当初は、流域という言葉をいれる案になっていましたが、よくわからないので無くしました。
 
 こちらのイベントは全体の規模が大きくなりがちなので、スタッフの分業をしっかりしないといけない、という話がされました。
 出展の募集は、大きくわけて、場所を借りて行う「ブース出展」と、企画を持ち込み、実行委員として共に作ってゆく「持ち込み企画」の二種類になりそうでした。
 参加の仕方も、共に企画をつくって行く実行委員会と、当日に活躍するボランティアの二種類があるようです。
 近日中に公開予定との事でした。
 
 開催日時…2010年5月1日2日
 場所…久屋大通公園
 実行委員長…唐木志穂(2009年アースデイ愛知in久屋 実行委員長)
 テーマ…相談中
 出展方法…企画中
 
 
 発祥の異なる、愛知の2つのアースデイの連携と協働は、はたしてうまくゆくのでしょうか?
 今後に注目です。

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「アースデイあいちnet」のシンボルマーク。このネットワークは、2004年の鶴舞公園でのアースデイの後に結成された。結成目的は、愛知県で万博絡みでアースデイが分裂した場合に備えて、両者の情報を収集して共に掲載して紹介することである。その後アースデイは、関係者の予想通りに、複数開催されることになった。


関連リンク:
 アースデイあいちnet 愛知万博後のアースデイの分裂を予想して作られたネットワーク。両者の情報が掲載されてきた。
 アースデイあいち・LOVE&ビンボー作戦本部 若宮大通公園のアースデイ
 アースデイ愛知2009 久屋大通公園のアースデイ。現在は2009だが、近日中に2010となる?

mixiコミュニティ:
 アースデイ愛知(あいち)2010 統合事務局のコミュニティ・両実行委員会の情報が掲載される。
 アースデイあいちnet・ラヴ貧祭 アースデイあいちLOVE&ビンボー春祭りのコミュニティ


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