矢山禎昭

 東京都中央区晴海でブルドーザーなど重機数台が入って大規模な土木工事が進行している。

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現地の看板には工事内容について「用地整備工事」とだけ表示されている。(写真は2枚とも3月8日、東京・中央区晴海で、撮影・矢山禎昭、以下同じ)


 ふつう道路工事などの現場には工事の期間、発注者などと共に工事の内容を示した看板が立てられる。晴海の工事現場に立てられた看板には、内容として「用地整備工事」とだけ書かれている。工事発注者の東京港管理事務所の担当者に電話してみた。
 
 ――何の工事をしているのですか?
 
 「舗装工事です」

 ――築地市場をここへ移転するという話がありますが・・・
 
 「あの~、用途についてはですね~他の部署がやっているので、ウチでは分からないのですが」
 
 ――何をつくるか分からないで舗装工事を始めたのですか?
 
 「・・・すみません・・・」

 と担当者は低姿勢だったが、要領を得なかった。

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ブルドーザーなど重機数台が入って工事が進められている。


民主党プロジェクトチームが築地再整備および築地・晴海ツインマーケット案を提示
 
 
 築地市場の豊洲移転に反対する民主党国会議員や水産仲卸業者らによる「21世紀築地プロジェクトチーム(PT)」が、先月、代替案を発表した。PT案によると築地市場を晴海に一時移転して、築地を再整備するというもの。PT案は、3分の1の機能を晴海に恒久的に移転するという「築地・晴海ツインマーケット」案もあわせて提示した。

 2014年度に豊洲移転を目ざしている都は、(1)晴海への一時移転でも環境影響評価が必要で、調査分析には約3年かかる(2)築地再整備にも土壌汚染調査が必要(3)晴海は狭いので施設を一体配置できず、市場としての基本機能が確保できない、としてPT案は実質的に実現不可能であると発表した。
 
地元は反対へ

 晴海を利用するPT案に対して、晴海地区の町内会でつくる晴海連合町会では、騒音や交通渋滞など周辺の環境悪化を懸念する地元住民には何の説明もないとして、「各町内会の反対意見を取りまとめている」という。